便潜血検査とは
便潜血検査は、便の中に目に見えない少量の血液が混じっていないかを調べる検査です。
この検査の目的は、大腸や直腸の異常を早期に発見し、大腸がんやポリープ、炎症などの疾患を未然に防ぐことです。
血液が多いと見ただけで判断できますが、微量だと肉眼では確認することができません。
特に、自覚症状がない段階での病気の発見に役立つため、定期的な検査が重要です。
特に40歳以上の方は毎年検査を受けることをおすすめします。
便潜血検査が陽性だった場合の対応
もし便潜血検査で陽性（血が見つかった）となった場合、必ずしも大きな病気があるとは限りませんが、念のため詳しい検査が必要です。
便に血が混じる原因としては、大腸ポリープや大腸がん、痔、腸の炎症などが考えられます。
特に大腸がんの早期発見が重要です。
陽性が出た場合、次のステップとして大腸内視鏡検査を行うことが一般的です。
内視鏡検査では、実際に腸内の状態を直接確認し、ポリープなどが見つかった場合はその場で除去することも可能です。
早期発見・早期治療が大切です
便潜血陽性は「体からのサイン」だと思ってください。
症状がなくても、このサインを見逃さないことが、健康を守るための第一歩です。
大事なのは「早めに気づいて、早めに対処する」ことです。
陽性反応が出た場合は、お早めにご相談ください。
