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逗子市の胃腸内科・外科 間中胃腸内科外科

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アニサキス症

アニサキス症の症状

アニサキス症は、生魚や加熱不足の魚介類を食べた際にアニサキス幼虫が体内に入り、胃や腸壁に刺入して激しい腹痛や嘔吐を引き起こす疾患です。

特に魚を食べた数時間後に上腹部の強い痛みが現れるのが特徴です。

症状は軽い違和感だけのこともあれば、検診の胃カメラ検査で偶然発見されることもあります。

胃アニサキス症では、魚を食べてから4~8時間以内に発症するケースが多く、「夕食に刺身を食べて、夜中に胃が痛くなる」というパターンがよく見られます。

一方、腸アニサキス症は数時間~数日後に症状が現れることがあり、原因が分かりにくい場合もあります。

考えられる原因

アニサキス症は、アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生または加熱不十分な状態で摂取することで発症します。

原因となる魚介類として、サバ、イカ、サンマ、タラ、サケ、ホッケなどが挙げられます。

近年では、しめサバやカンパチ、サワラも感染源として報告されています。

幼虫は魚の内臓に多く存在しますが、魚が死んだ後に筋肉部分へ移動することもあります。

内臓だけでなく身にも注意が必要です。

以前は日本海沿岸や北海道、東北地方で多く報告されていましたが、流通網の整備により全国で発生するようになりました。

内陸部でも新鮮な魚介類が手に入るため、全国どこでもアニサキス症に遭遇する可能性があります。

注意が必要な場合

以下の症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

  • 魚を食べて数時間後に突然の激しい腹痛
  • 吐き気や嘔吐が止まらない場合
  • 腹部の張りや違和感が続く場合

症状は強い痛みを伴うことが多いですが、軽い違和感だけのこともあります。

胃アニサキス症では、食後数時間以内に症状が現れることが一般的です。

一方、腸アニサキス症では、症状が出るまで数日かかる場合がありますので注意が必要です。

治療について

最も確実な治療は、内視鏡で幼虫を確認し摘除することです。

胃にいるアニサキスが1匹とは限らず、複数匹が寄生していることもあるため、慎重な検査が必要です。

内視鏡で幼虫を摘除すれば、症状は速やかに改善することが多いです。

必要に応じて、抗アレルギー薬や鎮痛薬を併用し、症状を和らげる治療も行います。

予防方法

アニサキス幼虫は、「60℃以上の加熱処理」や、「-20℃以下で24時間以上冷凍する」ことで死滅します。

生魚を食べる際は、これらの方法で適切に処理されたものを選びましょう。

  • 魚の内臓を生で食べるのは避けましょう。
  • 魚の内臓を早めに取り除くことで、筋肉への幼虫移動を防げます。
  • 一般的な酢や塩、醤油、ワサビではアニサキスは死滅しません。刺身などを食べる際には目視で確認し、異変があれば除去しましょう。

遠慮なくご相談ください

食事の内容や症状から「魚を食べた後に強い腹痛が続く」と感じたら、放置せずに早めに当院にご相談ください。

当院では緊急内視鏡検査の対応も行っています。

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